薬王堂気まぐれ通信使№855  2024-3-17
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

久しぶりに相棒とドライブすることにしました。
行先は島根県、目的は早春の草花を見に行くことと温泉につかること・・
自宅から温品バイパスに入り山陽自動車道~中国自動車道~浜田自動車道の高速路線に入ります。


浜田自動車道野大朝インターで下車し一般道(国道261号線)に入ります。
瑞穂町の道の駅で新鮮な野菜を仕入れてゆっくりと目的地の川本町に入りました。


島根県 邑智郡の風景


ここの周辺にはイズモコバイモが自生しているということで今日はこの花を見ることが目的でしした。
川本大橋の手前から石見銀山方面につながる県道川本大家線に入ります。
約3キロ進んだ谷戸地区の山斜面にイズモコバイモが群生している場所がありました。
小石が積み重なった水はけのよい東斜面にイズモコバイモの花がぼつぼつと現れてきます。
地域の希少植物を保護するボランティアの方々の保護活動もありイズモコバイモがたくさんの花を付けている場所まで歩きます。


イズモコバイモの群生


すばらしい!の一言でしたね。
見学者の方からの話しでは「この斜面に15年前はもっとたくさんのイズモコバイモがあった!」とのこと・・
それでも釣鐘状に開花したイズモコバイモ(白花)の群生は見事で圧倒されましたね。
花を見てみましょう!
この時期、広島県の山間部でホソバナコバイモが見られます。
コバイモ類はユリ科の植物で春に咲く花は4月はじめには散ってしまいます。
葉も長くは残らず長い宿根(塊茎)生活に入ります。


イズモコバイモ


中四国地方に多く自生し、コシノコバイモ・カイコバイモ・ミノコバイモ・アワコバイモ・トサコバイモ・トクシマコバイモなどの近縁種があり何れも環境省のレッドデータブックにおいて絶滅危惧種にランクされてります。
島根県ではイズモコバイモを島根県固有種、絶滅危惧Ι類CR+EN二指定しています。
保護活動をされている方からの説明によりますと種から芽が出て花が咲くまでに6年かかるとのこと、
1年目の葉は細く五枚の葉がそろうまでには6年の歳月が必要とのことです。


芽生えから六年かかって花が咲くと言われています。


イズモコバイモの群生


近くで確認できた植物を記録してみます。

フキ
ミヤマカタバミ
イチリンソウ 群生
ネコノメソウ
タネツケバナ
フモトシダ
ヒメオドリコソウ
早咲きのサクラ
ヤブカンゾウ
ウマノアシガタ
リョウメンシダ
イノデ 葉裏
スギナ 実葉
ニホンアマガエル
などなど・・

県道からはなれ湯谷温泉に向かいます。
ここの湯はよかったですね。
1時間ほど湯に浸かり食堂で昼食にします。出雲そば親子丼
帰路、気が付いた植物を載せてみましょう。

サンシュユ
コウヤミズキ
サルメンエビネ
ミツマタ
アセビ
ヤマシャクヤク 植栽?
マンサク


マンサク



久地インター腹ごしらえ

ヤブカンゾウはぬたに、ツクシは袴を取って佃煮風にしてもらいましたね。
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